高田教区について

居多ケ浜の風景

居多ケ浜を望む

真宗大谷派高田教区は、新潟県西部の上越地方に位置し、糸魚川市、上越市、妙高市内にある真宗大谷派の寺院約300ヵ寺で構成されています。

教区には、京都にあるしんしゅうほんびょう(東本願寺)の地方宗務機関である高田教務所が設置されています。教区は地域ごとに11のに分かれ、それぞれ教区や組、お寺においてさまざまな教化事業が行われています。

高田教区の「組」区分表

高田教区の「組」区分表

教区内には高田別院、新井別院、稲田支院光明寺があり、聞法の中心道場として、そうきょうされています。2018年4月には高田・新井両別院を会場に高田教区宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要がごんしゅうされる予定です。

また、教区南部の妙高山麓には、東本願寺池の平青少幼年センターがあり、大自然の中、青少幼年育成のためさまざまな研修会が行われています。

高田教区は宗祖親鸞聖人のおん(=流罪)の地でもあります。宗祖は、じょうげんの念仏弾圧(1207年)によって、越後国府に遠流に処せられ、はまに上陸されました。その後、常陸の国に行かれるまでの約7年間を、妻・しん公や子どもたちとともに生活されていました。宗祖の御流罪から800年を経た2007年には「高田教区宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌お待ち受け 越後御流罪八百年法要」が厳修されました。

また、教区東部のかみだけには、明治期の東本願寺両堂再建のご苦労を今に伝える「ほうじん」があります。この碑は、1883年3月12日、尾神嶽で再建用材を運搬中、突然の大雪崩が発生し、それによって殉難された27名の顕彰碑です。毎年祥月命日には、地元の第12組主催による尾神嶽報尽碑雪中参拝が行われています。

尾神嶽報尽為期碑

尾神嶽報尽為期碑

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